銀行の飲み会頻度は多い?接待は禁止されているの?人事異動の歓送迎会は大変?【元銀行員が解説】

【元銀行員監修】

銀行員の飲み会の頻度って多そうじゃありませんか?

実際のところ多いのか、誰とどんな時にどんな場所で飲み会が行われるのか紹介しようと思います。この記事を見て、銀行員の飲み会の実態を把握していただければ幸いです。

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銀行員の実態

銀行員の飲み会頻度

まず最初に飲み会の頻度ですが、実は思っているよりも少ないです。

筆者は元々お酒を飲める方ではなく、入行前から飲み会どうしようと心配していたのですが、そんな筆者でもなんとかなったので安心してください。

基本的に参加必須の飲み会は、異動と期末が重なる3・6・9・12月の四半期後だけです。つまり年4回だけ飲み会を乗り切れればクリアです。しかも最近はどこの銀行でも飲み会での不祥事が続いている影響もあり、銀行によっては2次会を禁止しているところもあるようです。時代の流れに乗って、比較的お酒を飲めない人でもなんとかなるようになってきているのではないでしょうか。

ただ支店の上司に飲み会が好きな上司がいる場合は話は変わります。もちろん断るという選択肢もあるのですが、同じ支店の上司の誘いはなかなか断れないのが現実です。これが正しい攻略法かはわかりませんが、筆者は上司が飲みに行きたそうな雰囲気を出しているときは誘われる前にささっと帰ってました。

中には当然断れない人もいて、週2回以上上司に連れられ飲みに行っている人もいました…。しかも上司は奢ってくれず、自己負担していたそうで、全然貯金できないと嘆いていました…。そして最終的に銀行を辞めてしまいました。(直接な原因になったかは不明です。)

この記事を見てくれている元銀行員の方の中にも、飲み会の多さに苦しんでいる方はいるのでは無いでしょうか。

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反対にもっとお酒を飲む機会が欲しいという人は、同期や後輩などを飲み会に連れて行けば、いくらでも飲む機会は作れるのでご安心ください。

銀行の取引先と飲む事(接待)はあるのか?

基本的に取引先とは飲んでは行けません。接待が禁じられています。そもそも銀行員の転勤が早いのも取引先との癒着を防ぐためですから、飲み会で親交を深め過ぎてしまうのは本末転倒です。ただ取引先が主催で開催するオフィシャルなパーティー(懇親会)の場合は参加するケースもあります。

よく取引先から飲み会を提案される事も多かったのですが、きちんとした理由がありお断りしていました。

中にはこの記事を読んでくれている銀行の取引先の方もいるかと思いますが、「銀行に飲み会や懇親会を断られた…もしかして重要な取引先と思われていないんじゃ…」と落ち込む必要はありません。銀行員と仲良くなる事で融資交渉を有利に運ぶ事も今の時代厳しいので、仲良くなろうと頑張らなくても問題ありません。

※ただ融資を行うかどうかの判断に、経営者(事業主)の人柄や性格は含まれるので、真摯な姿勢は大切です。

 

うさ丸
これはかなり意外だったよ…。
ロリス博士
飲み会で仲良くなって営業しやすくすることは今はできないんだよ。

銀行の飲み会で一発芸はしないといけない?

これは銀行の風潮次第でもありますが、あるところはあります。基本的に若手の仕事となっています。たまたま筆者の支店では一発芸などの出し物をしなくても良かったのですが、友達の支店はそうも行かなかったみたいです。飲み会の2週間前から念密に準備をして、当日の披露で盛大にスベったみたいです…。

ただこれもパワハラちっくな部分を感じますので、その内この文化は無くなるのではないでしょうか。

また飲み会はセクハラにも注意が必要です…。筆者の同期はセクハラで辞めた人もいます。詳しくは以下の記事にまとめています。

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※いわゆる体育会系の銀行と呼ばれている銀行は比較的一発芸多いみたいです…。

 

うさ丸
ス、、スベりたくないね…。
ロリス博士
スベって当たり前だから気にしない事だね…。この文化は無くなるべきだと思っているよ。

 

銀行の人事異動による歓送迎会に関するまとめ

いわゆる四半期(3・6・9・12月)の後は、若手銀行員の誰かが幹事をしないと行けません…。

これは銀行特有というよりもどこの企業でも共通している事だとは思いますが、そうは言っても大変ですよね。

筆者も初めて幹事を任された時は、仕事に身が入らないくらいプレッシャーを感じていました。たかが飲み会ですが、上司の自分に対する評価が決まるイベントでもあるので、支店内の評価を上げるチャンスでもあります。司会進行はもちろんですが、飲み会の開催地や、清算についてはミスの無いように気をつけましょう。

※食べ物にアレルギーがあるという方への配慮も忘れないようにしましょう。

銀行の飲み会(歓送迎会)の開催地とは?

基本的に支店近くの居酒屋です。ただし支店長や部長クラスの一声で開催地は変動するので注意しましょう。支店長が飲み会後帰りやすい場所で行われるというのはよくある事です。これには銀行員の通勤時間の長さが影響しています。転勤の多い銀行員の場合、通勤時間が1時間を超えるという事は普通です。

また支店によっては居酒屋を取引先に持つところも当然あり、そのような場合の飲み会開催地は、当然取引先になります。幹事は飲み会をどこでやるのか悩むことが多いのですが、この場合は安心ですね。

銀行の飲み会(歓送迎会)の精算の内訳とは?

銀行にもよりますが参考までに、筆者の銀行の支店では飲み会の精算には傾斜がかけられていました。いわゆる支店長や部長クラスの支払いが一番多く、新入社員の支払いが一番少なくなる配分です。

プライベート飲みの場合は、上司次第になります。ただ上述したように、全額自己負担被害に遭っていた人もいたので誘われた時は注意が必要です。基本的に銀行員はケチな人が多いので奢ってもらえる事の方が少ないと思っておきましょう…。

飲み会の回数が多い支店の同期は、行きたくもない飲み会でかなりお金を減らしていました。自分がお金を払わなくていい飲み会は自分が主役の歓送迎会くらいです。

 

銀行員の飲み会に関するまとめ

1:不祥事の影響もあってか思ったよりも銀行の飲み会は多くない。
2:取引先と飲むことは原則禁じられている。
3:健康第一で無理して飲まないようにしよう。

 

銀行員の飲み会の実態をご理解いただけたでしょうか。銀行によって飲み会の頻度や仕来りが違ったり、その中でも支店によって違うというケースが多いです。ちなみに今回紹介した筆者の例はメガバンクでの一例となっております。お酒は無理して飲むものではないと思っていますので、くれぐれも飲み過ぎないように注意してくださいね、体の健康が第一です。

今回この記事を読んで、飲み会が苦手で心配している方や彼氏や彼女の飲み会が多くて心配している方のお役に立つことが出来たなら幸いです。

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