【元銀行員監修】
銀行(メガバンク)に3年勤めましたが、以下の吹き出しのような悩みが頭の中をずっとループしていました。
当時は正直かなり辛い日々でした。今、この記事を見てくれている方も相当辛い思いをしていると思います。
今回そんな辛い思いをしている方、銀行を辞めようかと悩んでいる方の助けになればと思い、筆者の体験談をまとめました。
※筆者が銀行を退職した理由に関しては以下の関連記事にまとめています。
▼ 関連記事 ▼
銀行の退職理由と辞め方を公開|辞めるタイミングと退職理由は本音を言うべきかの正解とは?
では早速、銀行で働いていた経験から、銀行(メガバンク)を辛い辞めたいと感じる理由、辞めてよかったのか、後悔しているのかについて解説していきます。
銀行(メガバンク)を辛い辞めたいと感じる理由
- 仕事量がブラックである(ノルマが高すぎる)
- 上下関係が厳しい(パワハラ・セクハラが日常茶飯事に行われる)
- 精神的に苦痛な営業をする必要がある(お願い営業や手数料ビジネス)
- 実質的に休日がない(土日も試験勉強)
- 細かすぎるほど細かい(お金や稟議など)
※上記の詳細については「銀行員のメリットとデメリットを元銀行員が解説|地獄が待ってるから就職はやめとけ…」のデメリット部分で解説しています。
この他にも過酷な出世レース、タイミングの悪い転勤、無駄な事務作業、顧客からのクレームなど、辛い辞めたい理由を挙げればキリがありません…。
要するに「仕事・人間関係・環境」どれを取っても銀行で働くのはキツいです。働いてみて改めて分かった事ですが、他の企業に比べて離職率がズバ抜けて高いのも納得です。(※5年で1/3は離職)
もう銀行辞めたけど、いまだに銀行時代の辛かった瞬間ふいに思い出して涙出てくるのどうやったら治りますか。心の傷が思ったより深すぎる、、、
— ちび丸ちゃんの憂鬱 (@ukyu_ukyu_ukyu) October 14, 2019
まだ浅い銀行員生活の記憶を振り返ると、8月2月はもの凄く精神を病みがち。去年は9月の第1週に鬱セラピー行ったし。今年も行こうかな。
— 川嶋 (@kawashimaction) August 1, 2019
辛い気持ちを抱えながら銀行を続ける事で、辞めた後にも傷が残ったり、精神的に疲れを感じやすくなったりするので、精神的な余裕に繋がる逃げ道を確保しておきましょう。
後述しますが、銀行を辞めて、他の業界や業種で活躍している方は多数います。
これ以上精神的に負荷をかけない為にも、環境を変えることを考えてみましょう。
仕事を辞めたいと少しでも感じたら、限界が来る前に転職のプロに話を聞いてもらいましょう。
意外と知られてないですが、転職エージェントでは働き方に関する悩みを完全無料で相談できます。筆者の銀行員時代の同期も転職する転職しないに関わらず、「マイナビ金融エージェント」「マイナビエージェント」や「doda」などのプロによく相談していました。
一人で抱え込まず、プロに相談する事で、精神的負担を減らしましょう。
銀行(メガバンク)を辞めたい方へ伝えたい事4選
1.銀行(メガバンク・地銀)を辞めたいと思うのは普通なこと
安心してください。銀行を辞めたいと思っているのはあなただけではありません。
銀行(メガバンク・地銀)で働いている人なら誰しも一度は辞めたいと思っています。
実際に筆者自身何度も銀行を辞めたいと思っていました。
- ノルマを達成するためのお願い営業や押し売り。
- 休憩する暇がないくらいの仕事量。
- 理解し難い上司との人間関係。
- 常に勉強で心が休まらない土日。
本当に大変ですよね。もちろん他の仕事も大変なのはわかっているのですが、当時は自分の仕事が一番大変だと思ってしまうほどに追い込まれていました。
中でも人間関係に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
どこの会社やどこの部署に行ったとしても、人間としてどうかしてると思う人がいると思います。しかしメガバンクはそんな人が一人と言わず、たくさんいます。
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- 人間としてどうかと思う人が銀行に多い理由
- 上司にパワハラを受けて育って来た人が多く、パワハラをパワハラと認識できていない。
- 出世競争に生き残るために腹黒になっている。
- ミスが許されない仕事であり、常に神経質になっている。
- 余裕が無く、プライベートでリフレッシュできていない。
筆者はこんな上司のもとで仕事をしていました。友人の情報やSNSの情報から察するに、銀行の上司には人間の根が腐ってしまっている人が多くいるようです。銀行員の性格が悪いと言われるのも納得してしまいます。
もちろん中には良い人もいるのですが、割合としては良い人の方が少ないでしょう。
上記の性格の悪い人たちも、自ら性格が悪くなろうとして悪くなったのでは無く、ずっと働いているうちに自然と悪くなって行ってしまっている気がします。古くからの体質が変わらない限りは、このような人たちは消えないでしょう。
実際、自分自身このまま銀行(メガバンク)で働いていたら人格破綻してしまいそうだったというのも辞めた理由の大きな一因です。
仕事はもちろん大事ですが、自分の人格が破綻するほどまで頑張る必要はないと個人的に思っています。
2.優秀で真面目な人ほど銀行(メガバンク・地銀)を辞める
銀行を辞めたいと思う事なく働き続けている人の多くが、何にも考える事なく指示どおりに動くのが苦にならない人だと思います。
分母は少ないかもしれませんが僕の知る限りでは、優秀で真面目な人ほど銀行に見切りをつけています。
きっとこの記事を見てくれている方も自覚は無いかもしれませんが、優秀な人が多いのではないでしょうか。
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- 優秀で真面目な人ほどメガバンクを辞める理由
- 自分の上げた成果を上司や会社に横取りされ、結果としてバカをみる。
- 効率よく仕事をこなせばこなすほど、仕事が増え、割を食いやすい。
- 腹黒い人がなぜか評価され出世する不公平感が募る。
- 若いうちから様々な仕事を経験できる反面、途中で慣れてしまい成長が止まる。
このような理由で銀行を去る人は多くいます。銀行(メガバンク・地銀)にもよると思いますが、各支店や部署では優秀な人とそうでない人の割合が一定になるように人事編成されているように思います。
これは優秀とは言えない人の仕事を、優秀な人がカバーしようという運営方針からこうなっているのだと思います。
しかしこれでは、優秀な人の仕事量が増大し、かなりの割を食ってしまいます。実際に筆者の友人もこの負担大の編成に耐えきれず、辞めています。
また上司の失敗は部下の失敗、部下の成果は上司の成果と思っている人が当たり前のようにいます。優秀な人が上げた成果は、仕事をしているフリだけしている上司に盗られてしまいます。腹黒い人が出世するのもこの理由です。
中にはきちんと評価してくれる人もいるかも知れませんが、腹黒くズル賢い人が出世してしまう不公平感が募り、退職を決意する人も多くいます。
この記事を読んでくれている方はきっと優秀で真面目です。きちんと自分の仕事に専念でき、正しい評価をしてくれている職場で仕事をしましょう。
3.上司の引き止めは聞いても意味がない
ほとんどの銀行(メガバンク・地銀)では、退職理由にもよりますが、部下が辞めてしまうと上司の管理能力不足と判断し、上司の評価が下がる仕組みになっています。
そのため上司に退職の相談をしても意味がありません。
上司は自分の評価を下げたくありませんから、必ず引き止めます。中には本心から引き止めようとしてくれる上司もいるかも知れませんが、ほとんど場合で自己中心的な引き止めです。
ですので上司には退職相談せず、引き止められた場合も無視しましょう。
もしも相談をしたいという場合は身近な先輩かプロに相談しましょう。自分よりも人生経験や様々な方の事例を見てきている分、自分には無い考えを親身になって提供してくれます。
もしも身近な先輩に相談するのは難しいという方は、転職のプロに相談しましょう。以下の転職エージェントは全て無料で相談可能です。
◎全ての銀行員におすすめのエージェント
▼ 2ステップ3分で完了します ▼
- 『マイナビ金融エージェント』or『マイナビエージェント』or『doda』に登録
- キャリアコンサルタントに面談申し込み
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(※キャリアカウンセリングの登録はお早めに)
4.何歳でもやり直しは利く
転職市場が開かれているのは20代や30代だけではありません。40代の転職でも全然遅くはありません。辞めたいと思いつつも、何かしらの理由でずっと辞めれていないという人も多くいるかも知れません。
筆者の勤めていた銀行(メガバンク)でも悩みを抱え続けていた40代の行員が、ある日この世から姿を消したという事がありました。
噂では仕事で大きなミスを犯し、出世のレールから外れ、命を絶ってしまったということを聞きました。
自分にはこの先何も残されていないと人生を諦めてしまうことはやめましょう。何事にも遅すぎるということは絶対になく、たえず「今」を出発点にして前進していく事が大切です。
40代や50代であっても、本人が決意し本気になれば、その瞬間から変われます。これまでの自分をベースに将来に向けて少しづつ変わっていきましょう。
退職したくても退職できずに苦しんでいる方は以下の記事をご覧ください。銀行と一切関わる事なく即日退職可能です。
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退職代行サービスの徹底比較ランキング|大企業の会社員や銀行員でも利用可能
銀行(メガバンク)を辞めて良かったか、後悔したのか
限界に達し、いざ退職を考えても、「もし辞めて後悔したらどうしよう…」と一歩を踏み出せずにいる方は多いのでは無いでしょうか。
筆者自身、退職後にフリーランスになっているわけですが、辞める前は相当勇気が必要でした。
ただ、今思うのが、あの時勇気を出して良かったという事です。あの時勇気を出していなければ、ストレスなく自分の裁量で働ける今の環境は手に入っていませんでした。
収入も最初こそ稼げていませんでしたが、今では銀行員時代と変わらない収入を得られています。
また筆者自身だけでなく、周りの辞めていった方で後悔している人を見た事がありません。
- 病気にかかり仕方なく辞めていった人
- 自分には合わない仕事と見切りをつけて辞めていった人
- セクハラをされて精神的に参り辞めていった人
- 割に会ってないと判断し辞めていった人
- やりたい事が見つかったと辞めていった人
上記の理由を抱えつつ銀行(メガバンク)を辞めていった方は多数いました。
辞めた理由こそバラバラでしたが、辞めていった人たちに共通する事、それは後悔している人がいないという事です。
銀行(メガバンク)を辞めた友人や先輩と今でもたまに会うのですが、今の職場に満足なのか、いつも辞めて良かったと笑顔で話してくれます。
銀行(メガバンク・地銀)を辞めてしまったらどうなるのかわからない不安から一歩を踏み出せていないという人がいるのであれば、在職中に次の仕事を決めてしまうのも効果的です。資格勉強や業務の勉強で土日も忙しく転職活動する暇が無いと思っている人も多いかも知れませんが、一歩踏み出してしまえば、二歩目以降はスイスイと進みます。
将来の自分の姿もなんとなく想像できるはずです。まずは転職サイトの登録するなど、将来に向けた一歩を踏み出しましょう。
ちなみに筆者の友人も土日に転職活動を行なっていた人がほとんどです。
銀行に入れている時点で優秀なので、自分を活かせる環境さえ見つかればどこでもやっていけます。
転職エージェントや身近な先輩に相談する事なく転職先を探したいという方は、以下の転職サイトを使いましょう。キャリアカウンセリングや面談を受ける事なく、優良企業への転職が可能です。
◎全ての銀行員におすすめの転職サイト
- 『リクナビNEXT』
特徴:リクナビNEXTだけの限定求人多数
【≫公式サイト】(リンク先:https://next.rikunabi.com/)
◎自分の市場価値を知りたい銀行員におすすめの転職サイト
- 『ミイダス』
特徴:スマホアプリで全て完結
【≫公式サイト】(リンク先:https://miidas.jp)
この記事のまとめ
銀行(メガバンク)を辞めたい、辛いと感じている方向けに、辞めてよかったのか、後悔したのかについてまとめましたが、一人でも多くの人の役に立つ事が出来たなら幸いに思います。
とりあえず間違いなく言えるのは、銀行を辞めたいと悩んでいるのはあなただけではありません。
上述しましたが、もし辞めたいと思っても上司に相談するのではなく、身近な先輩やプロに相談しましょう。きっとあなたのためを思って真剣に相談に乗ってくれるはずです。
仕事を辞めたいと少しでも感じたら、限界が来る前に転職のプロに話を聞いてもらいましょう。
意外と知られてないですが、転職エージェントでは働き方に関する悩みを完全無料で相談できます。筆者の銀行員時代の同期も転職する転職しないに関わらず、「マイナビ金融エージェント」「マイナビエージェント」や「doda」などのプロによく相談していました。
一人で抱え込まず、プロに相談する事で、精神的負担を減らしましょう。
▼ 銀行員の使用実績多数の転職エージェント ▼
仕事は人生の中で一番費やす時間が多いと言われています。
その仕事が充実すれば、人生も充実することは間違いないです。銀行(メガバンク)を辞め、新しい仕事をするこも人生を充実させる1つの手段になります。
しっかりと将来について考え、納得できる答えが見つかり、人生が充実することを心から願っています。